いつかのさんた 今日の美優(みゅう)

虹の橋へ旅立ったさんたに見守られながら過ごすみゅうの日常

① さんたが来る

2002年8月3日 さんたが生れてちょうど2ヶ月のこの日、初めてさんたに会った。
ただ、うちの子としてではなく知人のSさんの子として。
その頃の私は、どちらかというと犬派だった。
だから最初にSさんが猫を飼うと言い出したとき、「ねこぉ?犬の方がいいじゃん」なんて言っていた。
Sさんの決心はとても固く、私の意見は直ちに却下。
その後、ネットでブリーダーさんを探し、気に入った子を見つけたようだった。
早速連絡を取ったが、気に入っていた子は少しの差で見学に来ていた方の子になってしまったとのこと。
その、一番欲しかった子の兄弟があと二匹いて、さんたはその片方だった。
ブリーダーさんから、あとの二匹の方はいかがですかとお話があり、Sさんに写真を送ることになった。が、ちょうどメールソフトの調子が悪かった為とりあえず代理で私のパソコンで受け取ることになった。

Sさんより早く写真を見てしまった私。
二匹ともとってもかわいい・・・。「猫もいいかも」とちょっとだけ思った瞬間である。
その時は、二匹の違いがあまりわからずどっちも同じくらいかわいいと感じていた。
今になって、その時の写真を見返してみると、二匹とも全然違う。
なんで区別がつかなかったんだろう?と不思議に思う。
毛の黒い部分の位置も違うし、表情も全く違う。
もう1匹はなんとなく気が弱そうな、そしてとても穏やかな顔をしている。
さんたは、カメラをしっかりと見つめて、好奇心旺盛ないたずらっ子のような顔をしている。
私は、どちらがSさんの家の子になるのか当日までわからなかった。
正直なところ、自分の猫じゃないし、どちらもかわいいので「どちらでもいい」そんな感じだった。